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J.S.バッハ/2つのギターのための協奏曲BWV974・協奏曲BWV978・フーガBWV950(福田進一 編曲)
現代ギター社 ¥3,850(税抜¥3,500)
<出版社による紹介文より>
◎協奏曲ニ短調BWV974
バッハがイタリアの作曲家アレッサンドロ・マルチェッロの有名な<オーボエ協奏曲>を鍵盤楽器用に編曲した作品。
◎協奏曲ヘ長調BWV978
アントニオ・ヴィヴァルディの協奏曲集「調和の霊感」から<第3番>をバッハが鍵盤楽器用に編曲した作品。
◎フーガ イ長調BWV950
トマゾ・アルビノーニの「12のトリオ・ソナタ集Op.1」の<第3番>第2楽章の冒頭主題をモチーフとして作られた作品。
この2つの協奏曲とフーガは、若き日のバッハが当時のイタリアの先進的な作品を模写し装飾することによって自らの音楽センスを磨くことを企図した作品群である。
ここで言う「協奏曲」とは、協奏風独奏曲という意味で、原曲のソリストと合奏との対話を鍵盤楽器の上で展開、再現する試みである。
いずれの作品もほぼギターと同じ音域である3オクターヴに収まり、調性的にもギターに適した作品であることから、日本が誇る世界的なギタリスト福田進一が2台のギターのために再編曲を行った。福田の編曲は2台のギターが対話風に同等の役割を担うように考慮されている。
イタリアの美しい旋律の数々と即興演奏の名手であったバッハの優れた音楽性が見事に融合した、ギター二重奏のための新レパートリーが誕生した。
※2025年1月24日リリースのCD、「福田進一&E.フェルナンデス〈ソル:二人の友〉」(マイスターミュージック MM-4538)に「協奏曲ニ短調BWV974(A.マルチェロのオーボエ協奏曲に基づく)」、「協奏曲ヘ長調BWV978(A.ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ト長調Op.3-3に基づく)」が収録されています。