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カルカッシ/完訳 カルカッシ完全ギター教則本Op.59(原典版)
現代ギター社 監修:原 善伸 翻訳:上谷直子
¥2,420(税抜¥2,200)
【解説】
・カルカッシ〜その作品と完全ギター教則本
・カルカッシ作品リスト(原 善伸)
【完全ギター教則本】
・緒言
・基礎楽典
・第1部:基本的奏法と基礎練習
・第2部:各種奏法と練習曲
・第3部:50の漸進的な小品集(カルカッシ)
<出版社紹介文より>
2019年3月に『現代ギター』臨時増刊号として刊行された『原典版:完訳カルカッシ完全ギター教則本Op.59』が、菊倍判の曲集にリニューアル。楽譜や文字も大きくなり、より使いやすくなった。
ギター学習者のバイブルとして親しまれてきた『カルカッシ・ギター教則本』であるが、これまだ流布してきた国内版は後世の手による様々な改変や意図的な編集が為されていた。本版は1835年にパリで出版された初版と目されるCarli版を分かりやすい日本語で翻訳し、詳細な校訂を行ったうえで、既存の版では削除されていた箇所や誤記を修正し、カルカッシが意図した本来の姿に戻した国内唯一の完訳原典版である。
監修に際しては極力原典を尊重し、分かりにくい箇所や現代の奏法と異なる部分については、その都度註記してある。原典の明らかな間違いについては修正を行い巻末に校訂報告として提示した。本版の大きな特徴は奏法や楽典の説明がカルカッシ自身の言葉による解説、当時のギタリストの見識として読めることであり、ギター教則本として現在でも十分に使用できると共に、音楽史の資料としても大変貴重なものである。
ギター奏法の基本から漸進的に学ぶことができる。ワルツ、ギャロップ、ロンド、シシリエンヌ、カプリス、シャッス、変奏曲、ハーモニクス、タンボーラ、ラスゲアード、変則調弦を駆使したものなど実に多彩で豊富な楽曲が収められており、飽きることなく楽しく学ぶことができる。第3部『50の漸進的な小品集』はカルカッシ自身が推奨するように『25のエチュードOp.60』と併せて練習すると非常に効果的。